ケビン・クルーズ『1440分の使い方──成功者たちの時間管理15の秘訣』感想
この本は僕が読書にハマる原因になった本でした
この本を通して、時間という概念についてかなり価値観が根底から変わりました。
また読書から学ぶことの多さに大変驚きながらこの本は読みました。
本書ではタイトルに掲げているように1日を「1440分」という時間の捉え方を意識的に行うことで時間についての考え方や、価値観を読み進めればほとんどの人が良い方向に変える事ができるでしょう。
中でも、この本を読んでいて印象に残っているのは以下の4点です。
- 1日を15分刻みで考えることで時間の無駄などがかなり多く見つかること
- ToDoリストは使わない(代わりにタイムスケジュールを)
- 時間帯別の、脳のパフォーマンスの差を意識することの重要性
- そしてこれらを理解する事のメリット!!
1日を15分刻みで考える意味
1日は24時間であり、24時間は1440分です。この様に時間の長さは同じでも意識的に考える尺度を変えるだけで、全然感じ方は変わってきます。
僕は実際、読む前と読んだ後では全然1日の捉え方が不思議と変わっていました。
ではなぜ、24時間だと思っている1日と1440分だと思っている1日は差が開くのでしょうか。
これはおそらく15分という1サイクルを作ることによって、1時間単位で決めていた物事の隙間時間がなくなったからだと思いました。
例えば、今日は〜を絶対にすると決めたとします 。その物事はどんなに時間がかかることなのかはその時々ですが、もし1時間を1サイクルにしていたら1時間45分で終わったとして15分の隙間がそこに生まれます。
15分単位で物事を進めていったらこの現象は起きません。
ToDoリストは使わない
これは、単刀直入に言えばタイムスケジュールで日常を管理しろということです。
本書では「ToDoリストは優先順位に関係なくリスト化されてしまっており、どれからこなすのか、どれくらいかかるものなのかなどがわからない」ということを言っています。
僕も今まで、ToDoリストを便利だな〜と思いつつ、使っていたのでこれには驚きつつも納得してしまいました。
タイムスケジュールの書き方の詳細は本の中で詳しく書かれています。
僕はそれに倣って今はタイムスケジュールによってに日常を管理しています。
脳のパフォーマンスにはばらつきがある
よく朝早起きするのはいいことだ。と言った様な情報を耳にすることはないでしょうか?
僕はかなり前から(小学生くらいに時から)この言葉を様々なところで聞きましたが、実際なぜ早起きがいいことなのは知らないままでした。
(そのせいで自分はずっと夜型の人間でした。)
朝という限定的な時間のみの紹介になりますが、本書では「起床後2時間の間が一番脳が働く」と書かれていました。これは脳がその日の設定を組み直して行く最中だかららしいのですが、このことには大きく利用価値があります。
つまり、朝のこのゴールデンタイムをいつでもできる様なことに費やしていませんか?ということです。この時間には脳をフル回転して行いたい作業だったり、仕事だったりをするのが望ましいということです。
本書では、この時間に「読書」をすると良いと書かれていますが、僕はこの本を読んでから朝5時に起きてそこから1時間読書をしてから朝支度をするようにしました。
最初は難しいことだと思っていましたが、就寝時間を早めてしまいさえすれば意外とスッと爽やかに起きれるものです。これによって僕は「朝読書」の習慣が身につきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
単行本(ソフトカバー): 259ページ
出版社: パンローリング (2017/8/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 477594181X
ISBN-13: 978-4775941812
発売日: 2017/8/12