佐藤航陽『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』を大学生が読んでみて 書評
先日、株式会社メタップスの佐藤社長の著書「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を読みました。
本との出会い
現在、大学に入って2ヵ月の僕ですが、最近よく「ビットコイン」や「IoT」などのバズワードをよく耳にします。しかし、耳にはしますが実際にどういう物なのかは、知りませんでした。
そこで、何かこういったバズワードを知りつつ今のテクノロジーやトレンドを学べる良い教科書はないかと探し求めた結果この本に出会いました。
まずこの本のタイトルですが、「お金2.0」。
この本自体、結構有名で他の場所でもこの本を聞いたことがあったので本屋でパラパラと読んで、そのまま購入しました。
本の紹介
まずこの本は以下の5章により構成されています。
第1章では、ビットコインや仮想通貨にも触れるのですが、今まで当たり前に使っていた法定通貨の知識すら無かったことを改めて思わされました。
第2章、第3章ではこれらの知識がない状態から読んでいったので新しい世界の発見の連続でした。テクノロジーの発展と経済の関係性など、これからの世界の1展望を見ることが出来ます。
第4章、第5章でもこれからの世界の展望について書かれているのですが、「お金」という概念について深く考えさせられます。本書では「お金=道具である。」と書かれているのですが、この感覚は少し最初は掴みづらかったです。お金は他の物体とは全く異質なものとしてきましたが、その考え方も崩れました。お金=道具であり、それに人が左右されるのは本来間違っていると再認識出来ました。
全体をとして主にお金の根本的な知識と、これからのテクノロジーが発展していった先の世界が経済などを絡めて見ることが出来ます。お金の知識が欲しかったり、その存在意義を再確認できたので、この本を読んでみて沢山の収穫があったと思っています。
日本のお金に対する教育の遅れ
日本では中学校までが義務教育ですが、この過程において「お金」に対し詳しく学ぶことは現状の教育制度ではありません。
大学や、ビジネススクールなどに行って、やっと勉強したいと思う人達のみが勉強するのです。
しかし、そういった学校に行くのにもお金がかかります。
現代の日本の若者と呼ばれる人々のなかで、どれだけの人たちがこういった金融問題に関心を持っているでしょうか。
最後に
これからは今まで当たり前だと思われてきた事、システムがテクノロジーの発展に伴いガラッと変わって行くのでしょう。そういった変化の最先端にいるのは、いつの時代も知識を持つ者だと思っています。
時代の変化に取り残されるのではなく、自分たちの世代が引っ張って行く意識を強く持ちつつ、これから生きていきたいと思っている次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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